ロクな死にかた 公演情報 アマヤドリ「ロクな死にかた」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    「死」に向き合って
    初演は劇場ではなく、DVDで何度か観ていました。
    直接観れて良かった。

    ネタバレBOX

    初演に比べて群像劇としての様相が強まったということでしたが、
    同時に一つの作品としてすっきりまとまっているなという印象も持ちました。

    スタジオ空洞もいつも以上に
    奥などへ広がりがあるように感じたので、
    舞台空間の使い方も素敵でした。
    ダンスも初演時と同じ音楽を使ったりしながらも
    バージョンアップしてました。

    並行した世界、
    一平とマリーがいる世界と
    一平が語る「毬井」という男の死をめぐる世界。

    「死」というものを考え、
    そこから
    「生」について巡らせる。

    普段あまり死と向き合うことは少ないですが、
    年月が経つにつれ30代でも友人、知人が亡くなったりしていると、
    そういうことを思ったりしてました。
    毬井くんのように、たっくんのように
    どこからか見つめているのかもしれないですね。

    毬井とチサト、毬井と村瀬、一平とマリーの「死」を介して向き合う関係、
    武田とみい、チサトと今の恋人との「生」を感じる関係、
    それぞれに思いを巡らせながら観ていました。

    本当に素晴らしかったです。

    初演ではゲキバカの伊藤今人さんが演じた母が
    広田さんが演じても尚、キャラクターとしてインパクトは強い(笑)
    散々やり散らかして最後の最後で良いこと言ってズルいですね。
    観る方も楽しんでましたが。

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    2016/04/13 19:30

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