巣穴で祈る遭難者 公演情報 一色洋平×小沢道成「巣穴で祈る遭難者」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    黒バージョン
    人間は愚かだ。

    何度も、争いを繰り返した歴史を学習できない。

    幾度と、ハコを開け続ければ良いのかな。
    私は「ミライ」には希望を持ちたい。
    みんな、そう、思ってるはずだと思う。

    ここはある未来の話。
    コミカルな台詞回しも、面白い。
    二人の俳優の力も観ていてとても、伝わってくる。
    今回「黒」ver。一色洋平さんが、良かった。

    いい意味で「一色節」が無く、物凄く「役」として、観ていて良かった
    公演中なのであまり、詳細は触れないでおくが、
    個人的にもう少し違う終わり方の選択もあるのかなと感じた。

    トドケラレタモノ。なんとなく、そう感じた。

    須貝さんのホンには、様々なチップがあってそのチップを何枚も、
    得た時に、「ふふふ」と一人微笑んでしまう不思議なホン。

    噂の劇場への階段は、タイムトンネルのよう。徐々に、時を進める。

    進んでいるのか?むしろ、戻っているのか?

    「白」verも楽しみ。

    色んな事を思いつく事はみんな出来る。でも、具現化する事はみんなではない。それをきちんとしているお二人だと感じた。

    ネタバレBOX


    百年戦争
    アメリカ独立戦争
    第一次世界大戦
    第二次世界大戦

    ロッカーの暗号は上記の争いが集結した数字。

    争う事は
    「悪」だと人間はいつ、気がつくのだろうか?
    進化をする事が
    人間なら
    何故、争うのか?
    人間だから、争うのか?
    深い、深い、穴に落ちていってしまうように。
    悲しい
    コミカルな会話の奥には
    色んなことが散りばめてある。

    過去からの贈り物の歌。
    あそこが、個人的には
    ストレート過ぎて、逆に
    あれじゃないんだよって。
    一気に、わくわくしていた
    気持ちが、しゅんと萎えた。
    勿体ない。
    もっと、違うものがあるんじゃないかな。
    あんな、ストレートなものでなく。

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    2016/04/04 08:37

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