対岸の永遠 公演情報 てがみ座「対岸の永遠」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ネタばれ
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    ネタバレBOX

    てがみ座の【対岸の永遠】を観劇。

    ソ連崩壊後のサンクトペテルブルグ。
    そこに住む女性の下に、アメリカから女性の父親の遺品を持った若者が現れる。
    彼女の父親は、ソ連時代に国を追放されて、アメリカに亡命した詩人である。
    勝手に家を出て行ったと思いこんでいた父親の遺品を通して、父と娘の真実との対話が始まるのである。

    想像し難い社会主義国のソ連での一般市民の苦悩、家族感、国家感が描かれている。
    苦みを潰してしまうほど、共感するにはやや難しい芝居ではあった。
    ただアメリカ人の若者が、何故遺品を持ってサンクトペテルブルグまでやって来たのか?という視点から入っていくと、立場の違う我々が、彼らの苦悩に少しは寄り添う事は出来るようだ。
    但し同じ立場ではなく、対岸の傍観者としてではあるのだが......。

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    2016/03/13 14:42

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