黒船だあ! 公演情報 リブレセン 劇団離風霊船「黒船だあ!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    離風霊船流幕末グラフィティ
    冒頭「2008年、東京・深川」とクレジットされるのに、そこはまるで幕末の江戸、登場人物も平賀、勝、坂本、沖田、土方などで、時代の流れに取り残された日本…と言うよりは幕末の日本が丸ごと現代にタイムスリップしたというオモムキ。
     
    その設定ゆえ当然と言えば当然ながら「時代劇に現代の事象が登場する」ということで倉本聰の「浮浪雲」(78年)や早坂暁(ほか)の「天下御免」(71-72年)などのドラマを連想。離風霊船流の幕末グラフィティってところか。
     
    それに三味線、尺八、太鼓の生演奏やテント小屋ならではの演出も加わり、10分の休憩込み2時間半の長さもさほど感じず。
     
    ただ、舞台後方を開放して現実の風景を取り込むということでは劇団桟敷童子の『風来坊雷神屋敷』(05年10月)や椿組の『新宿ブギウギ ~戦後闇市興亡史~』(05年7月)の巧みさには及ばず。

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    2008/11/11 08:24

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