アダポンイベェ/トカゲちゃんヒカゲちゃん/仮面の忍者☆豚影 公演情報 空間実験こがねむし「アダポンイベェ/トカゲちゃんヒカゲちゃん/仮面の忍者☆豚影」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    よもやの・・・3時間!
    予想するべきでした。3本立てですものね。
    またも【左目】が見えない状態での・・・
    3時間を越える観劇は、想像以上に辛かったワン。
    しかし!その苦行に耐えた甲斐のある見ごたえありな芝居~☆

    【ネタバレ】は凄く長文なので、覚悟して下さいましネっ♪

    ネタバレBOX

    まずは、自分への反省から。

    スタッフの方に、『奥から詰めて、お座り下さい』と言われて・・・
    一番右端に座ったのですけれど。
    【右目しか見えない状態】だから、ダメじゃん!(>o<▼”
    舞台が見えないんですよぅ!▼>ω<▼

    ここは、スタッフさんに土下座をしてでも、
    入り口側の右端に座らなきゃー!
    これは。
    「観劇イヌ」としては大失敗っ!▼>ω<▼


    ○『アダポンイベェ』男女デュオダンス(伊藤文恵 澤野正樹)

    一本目は、ダンス!
    スクリーンに映像を使ってみたり、
    コロス(群集)役の方が小道具を運んできたり・・・と凝ってます。

    肝心なダンスは、やはり伊藤文恵さんの動きが美しい!
    相手を務める澤野正樹さん(客演)も頑張っておりました。

    OPの「産まれたて」のシーンで。(多分)
    二人の動きを、「ややシンクロ止まり」にしている点が、
    多分・・・このダンスの「肝心な部分」なのかな?
    つまり、双子じゃない。けれど、非常に双子に近い生い立ちの始まり・・・

    伊藤さんのダンスが、以前拝見した時よりも抑え気味に見えたのも
    相手役とのズレを演出する為なのかしらん?
    ・・・などと【ダンス素人ワンコ】は勝手に思ってしまいました。

    作品は約20分、ここで休憩10分となります。


    ○『トカゲちゃんヒカゲちゃん』女優二人芝居(川熊美貴 後藤史織、他)

    この作品自体は、以前【和風レトロさん】で拝見しました。
    それで、この脚本は【和風レトロの作品】かと勘違いしてました。
    実際は、
    この【実験空間こがねむし作家さん】の作品なのですネっ!

    それだけに・・・
    本家本元の公演!この芝居は面白かったーっ!\▼⌒O⌒▼/ ワォーン♪


    トカゲちゃん役の川熊美貴さん・・・
    セーラー服姿はインパクト大!(爆)
    クライマックスに向けて、女優魂がヒートアップ!脱帽です。

    ヒカゲちゃん役の。
    後藤史織さん(演劇集団ナトリウムサナトリウム)の芝居が・・・
    これまた、オジサン犬を泣かせるワン!(よっ!オヤジ殺し!)
    コメディーなのにぃー!▼TωT▼ウルウル

    この作品は、この会場である白鳥ホールくらいの
    大きさだと丁度良いですワン☆
    ▼⌒O⌒▼ノ

    多分、45分くらい。ここで10分の休憩。

    ☆ここで、特筆すべき点あり。
    この日のステージでは、【狂人音階】さんの生演奏ありっ!
    凄い音量と迫力が、芝居を後押し!
    だが・・・この会場は普通のマンションの最上階の筈。
    ▼・ω・▼ンッ?
    住民から苦情は来ないのかな?
    てか、このホールは・・・
    こう云う使い方も出来るのかと感心♪

    それと、ROCK調の曲にアコーディオン演奏が参加されており
    そこが『実験空間こがねむしさん』の芝居と非常にマッチしてました♪


    ○『仮面の忍者豚影』男優二人芝居(斉藤兼治 三浦達尋 他)

    3本目は、本公演の書き下ろし。

    まず、仮面(?)の忍者、豚影役の斉藤兼治さんについて。

    以前から何度か舞台を拝見させて頂いているのですが
    ただの「おデブさんキャラ」では無いなぁ・・・と
    最近・・・特に思う事が多い謎の人です。

    今回もOP早々に【側転】を決めてましたっ!
    この身軽さ。誰かに・・・似ている。
    ▼/-_-\▼ウーン...

    はっ!?(0o0▼” ピーン!
    【サモ・ハン・キンポー】だっ!?
    ほらっ!
    香港クンフー映画の黄金期、ジャッキーやユン・ピョウと
    『五福星』などの傑作映画に登場した「太ったクンフーの達人」です!
    あと、『燃えよ、デブゴン!』も有名ですネっ♪

    そうっ!
    斉藤さんは、そんな『身軽さ』と【技】を習得してます!(多分)
    だから、今回の忍者役も適任~♪▼⌒O⌒▼ノ

    そんな斉藤さんは【劇中歌】を唄いあげます。
    【狂人音階】さんの演奏で!カッコイイぞぉー♪
    でも。
    一番最初の曲・・・キーが高いんじゃないかしらん?と思いました。
    しかし、パンフを読むと・・・作曲者が斉藤さん自身。
    (・∀・▼;アセアセ

    すると。
    キーが高いんじゃなくて・・・喉を潰したのかなー?
    (>∀<▼;オロオロ


    さて、もう一人の大事な主人公。
    売れない漫画家役の三浦達尋さん。大学演劇部から客演。
    凄く頑張ってました!
    この作品の中で、最も観客に近い存在であり・・・
    ちょっと困ったチャンな役。
    男性のお客様は、感情移入し易かったと思います。


    ここで、疑問が一つ。
    この作品は「男二人芝居」とチラシに載ってましたが・・・
    実は、3人芝居では無いかと?

    そう!ラスボスの織田信長役!
    奥田健太郎(演劇集団ナトリウムサナトリウム)さんの存在です!

    斉藤さんと三浦さんの二人芝居だとしたら、存在感が有り過ぎ!
    てか、【ジョジョ語】も多過ぎっ!

    宮城の産んだ天才漫画家・荒木飛呂彦センセーのお膝元とは云え・・・
    【ジョジョ語】の連発はいただけません。

    まず、観客で「理解不能?」な方が、かなりいらっしゃったのです。
    周りが笑っているから、合わせて笑ってみた・・・的な感じ。
    これは『よく観察した結果』で分かりましたよ、康一君。

    この作品は約90分近くあり、3本公演の最後となれば
    お客様のお尻も大変な痛みに耐えている筈。(推測)

    『ムダなジョジョ語の連発こそ!無駄ッ!無駄ッ!!無駄ッ!無駄ァァァーッ!』


    この「仮面の忍者 豚影」。
    内容の完成度も高く、これ一本だけで公演しても良い筈。
    しかし、
    2本目の「トカゲちゃん~」と、「豚影」は背景として
    リンクしている気がしましたし、
    それが意図的なものであるならば。

    今回の3時間半を超える上演時間も、同時3本立て公演も
    仕方が無いのかなぁ・・・と思いました。

    ある意味、【挑戦】ですよネっ!


    それにしても。
    客演された演劇集団ナトリウムサナトリウムのお二人は
    なんとも魅力的で、機会があれば観に行きたいワン♪
    特に、後藤史織さんはっ♪
    ▼^m^)ウフフ

    おしまい。

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    2008/11/11 00:09

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