満足度★★★
土田卓の独壇場じゃん、オチは高校演劇チックだし
※職業ランキングの常連が「宇宙飛行士」ね。ひょんなことから任せられたら どこかしこのヤングピープルも「国家的偉人」ってわけで、『地球は青かった』のガガーリン氏が そうよ。日本に やってきた暁には沿道の歓声が ひっきりなしだったらしいぜ、文献によれば。いっとくけど大学の人間科学部の源流はNASAだからね。あのね、宇宙飛行士がホームシックにかかったり、色恋沙汰おこしたら国家的事業の数百$億がパーじゃん。米国式マネタリズムが、密室における そういうザレごとを 調べようっていう人間科学を 生んだのさ。
※俺からすれば 脚本の飛葉 喜文氏、宇宙飛行士を描くにあたっての ツメが甘かったといわざるをえない。メディアは宇宙空間を「滞在」って書くけどさ、おいおい、「擬似」は とっくのとっく何ヶ月も 経ってるわけじゃん、地球の専門施設でさ。4年間、恋人に逢えず「帰りたい」っていう問答、これ、イライラしたよ、マジ。だって、宇宙飛行士は人間科学の申し子さ。おいおい、デトロイトの街を闊歩してる そこらへんのヤングマンじゃねえんだからよ。
※「口コミが命」って挨拶するわりに客層が幅広いのよ、『トツゲキ倶楽部』。ただし、土田卓のファンらしき層が客席下手を管理しちゃってさ、これがまた 黄色い声じゃん。おいおい、上手は70歳がいいとこのジイさん連中だったぜ、俺の鑑賞回は(笑)
こんなにも相性悪かったんだね。信号、届いてますかーってね。