満足度★★★★
色んな年代の人に見てほしい
川崎で、雨降り。テーマも重い内容で。
お客さんの年齢層が高かったのが印象的でした。
今回の舞台でもある中学校くらいの年代の人が、この劇を見て、物語の中の大人たちの滑稽な姿を見たら、どう思うだろう?
自分たちが普段信頼している親や教師の、形相が豹変する瞬間を目の当たりにしたら?
その時に、このテーマの深刻さを理解できるのかもしれませんね。
客席が二方向に分かれていて、舞台を挟む形でした。お客さん同士の表情が見える状態だったので、客席も緊張感しました。
役者さんは、どの方向からも見られて、すごいプレッシャーだったと思います。
物語は、途中まで、嘘のような展開でしたが、進むにつれて、状況が深刻になってきて、その感じが、突然学校に呼び出された保護者たちの心境とダブりました。
一番ムカつく役をされていた役者さんが、最後、ほっとした優しい表情をされていて、こういう役をやるのは精神をすり減らすだろうな、と思いました。
でも、その素の表情に、私の心は救われました。
答えのないテーマでしたので、自分の中で消化不良ですが、大切にしたい劇に出会えました。
上演されることが多い作品とのことですので、本当にたくさんの人に見てほしいです。
2016/02/28 11:24
劇団企てプロジェクト 第二回本公演「親の顔が見たい」へのご来場、またご感想をありがとうございました!
この作品を観て頂いた方々の胸に、何かを持って帰って頂けていたら嬉しいです。
劇団員一同、今後も素晴らしい作品をみなさまにお届けできるよう精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。