満足度★
後味の悪さを感じた
ネタバレになる可能性があるので、最終公演を待って投稿することにした。
まず前説。芝居が始まる前からいきなり作演出から延々と物語の舞台(ステージではない)の背景について説明が始まる。それ、登場人物の会話に織り込んどけばいいだけの話じゃないの?
この時点ですでに「何だかなぁ」という気分にさせられる。だって、登場人物から説明はないけど客はそれを予備知識として持ってろ、って言われたような気分にさせられたのだから。
物語自体は凡庸。そのくせ所々ストーリーの練り込みの甘さがかいま見えた。
ストーリー展開の都合を優先させるためなのだろう。前に説明したことと違うんじゃない?という点が何回かあり、その都度「あれ?」と思うことが多くて、芝居に集中できなかった。
そして、個人的には衝撃のラスト。なんだ、あれ?
再演の可能性があるのでネタバレBOXの方に詳細は書き込むことにするが、老婆心ながら忠告すれば、あのラストでは見ている観客によっては下手すると犯罪助長と捉えられかねない。
おそらく「悪い奴が懲らしめられてスカッとするでしょ」と言いたいのだろうが、「ハートフルコメディ」と銘打ってあっただけに、登場人物の一人が貶められることに、ものすごい違和感と嫌悪感を覚えるラストだった。
2016/02/23 01:53
返信が遅れてしまい申し訳ありません。
この度はご来場の上、コメントまで頂き本当にありがとうございます。
そして後味の悪さを感じる作品で終わらせてしまったこと、大変申し訳ありませんでした。
頂きましたお言葉は真摯に受け止め、すべて糧とさせていただいて、次回公演、そしてさらにその先に挑みたいと思います。
次回以降は今回のコメディとはまったく違う作品になりますので、ぜひまた機会あれば、お越し頂ければ幸甚です。
本当にありがとうごさいました。
演劇企画アクタージュ主宰 大関雄一