青春の門〜放浪篇〜 公演情報 虚構の劇団「青春の門〜放浪篇〜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    熱いけど古い
    当時の時代を感じました。

    ネタバレBOX

    昭和30年、演劇の理想に燃えて地方に出た学生たちの苛酷な経験を熱く描いた話。

    労働者が立ち上がる様を描くような演劇、古臭くて観たいとは思いませんが、当時の学生は本当に熱かったんですね。そして、肉食系。役者さんも熱演でした。特にやくざの目が良かったです。ただ、どうしてこの演目を取り上げようと思ったのかずっともやのやしていました。

    そうでした、荷役とか興業とか、かつてはやくざがつきものでした。やくざとの関係排除が進み忘れつつありましたが、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンスが叫ばれる中、吉本興業などが上場廃止したことを考えると今もって根深いものがあるのかもしれないと邪推してしまいます。

    荷役作業におけるやくざの不当な天引きに反対する芝居ですが、学生たちが函館で経験したことを取り入れるというのは頭でっかちにならずに済み、とても良かったと思います。

    ところで、他人任せのことを他力本願と言っていましたが、五木寛之も若い頃はそのような表現を使っていたんだと驚きました。今なら他人任せ(ひとまかせ、たにんまかせ)と言うでしょうね。

    20前後の青年が、青春はすぐに終わるようなことを言い、日常生活を繰り返した後の40年後、50年後はどのような老人になっているだろうかの台詞には、60は老人ですかと少し寂しくなりました。

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    2016/02/10 11:08

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