満足度★★★★
米の飯戦争中海に沈んだ客船を舞台に、異なる時代の、だが志は同じ男たちが交差する。達者な役者陣がそろっているので面白くないはずはなく、芝居も濃いが感動も濃い。ただちょっと濃すぎて観ている私も肩に力が入り過ぎた。人の話を聞かない人々が集まって大声で「俺の話を聞け!」の繰り返し的な印象が残念。無口な浜谷康幸さんの表情が、複雑な心情を雄弁に語っていて一番感情移入した。ふくふくやで拝見した時もそうだったが、この人は台詞に依らない表現が素晴らしい。縁ある人々を引き寄せる不思議な船に魅せられた。
ネタバレBOX
0
2016/01/31 23:26
このページのQRコードです。
拡大