ラスト§クローンズ 公演情報 Bratto coyote「ラスト§クローンズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ラスト§ クローンズ
    当パンで劇団名の由来を知る。
    “ぶらっと来ようって思ってもらえるように”
    どの劇団も思ってることなのではないでしょうか。

    「人間につくられ、人間にすてられ、人間になることを夢見たクローンたちの切なくも愛おしい会話群像喜劇」

    ワンシチュエーションコメディ。
    クローンたちはいくつかの島に隔離されて暮らしてる。
    ナナが選ばれ人間昇格(だったかな?)することになり
    迎えに来る人間の歓迎会をしようとしているところへそのことを内緒にしてたツネさん(島や、クローンの仲間を守るため人間に攻撃してる)がやって来て
    色んなことが巻き起こる群像劇。


    ストーリーが面白く飽きさせなかったし
    最後までしっかりと集中して観れてとても楽しめました。

    ネタバレBOX

    セイジの声の大きさやナナの不自然に感じる動きに大丈夫か?と思いつつ観始めたけど
    それも話が進むにつれてそのキャラクターの個性として見ることが出来て
    脚本や役者のパワーがあったのかなと思います。

    他のそれぞれクローンのキャラクターもしっかりと表現されていて
    思いが伝わってきたし
    そこに生きていたと感じました。

    劇中劇というか即興劇が始まった辺りから客席も声を出して笑いやすくなり
    そこからぐんと入り込めたように思いました。

    ナツミと関本亜紀の二役も
    上手く構成されていて面白かった。
    ヤヨイが誤魔化そうとしてツネさんのことを好きっていう風になってしまうのも
    話がおかしな方へ行って面白かった。

    人間がクローンを利用しているとわかった時、ツネさんの過去も見えはじめ、
    クローンたちの思いがそれぞれに揺らいで
    悲しくなりました。

    ボロボロと涙がこぼれました。


    クローンたちはそれからも人間が迎えに来るのを待つ生活が続いてる様で
    立場が弱くなった人間の関本亜紀さんがクローンたちのために奔走していた。


    片付けをしていたクローンの一人が
    「クローンのクローンが欲しいよ!」の言葉を残して暗転。終演。


    ここは笑わせる意図だったのかわかりませんが
    私はぞっとしました。

    人間の遺伝子から作られたクローンにも
    その欲望が継がれていくのかって。


    喜劇と謳われていたけど悲劇にも見えた部分。
    2時間とても満足した時間となりました。

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    2016/01/03 12:07

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  • お礼遅くなりましたが、この度はご来場いただき、ありがとうございました。
    また、こちらでご丁寧なコメントをいただき本当に感謝しております。
    今年も夏に上演を予定しております。
    今後もよろしくお願いいたします。

    2016/02/15 12:31

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