スポケーンの左手 公演情報 シーエイティプロデュース「スポケーンの左手」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    キャストに惹かれて……
    予習不足のまま客席に座った。

    舞台は、どうやら安ホテルの一室。部屋には、落ち着かない様子の年配の男がひとり。男はカーマイケル。ずっと昔に失くした左手を捜している。トビーというヤクの売人が、ガールフレンドのマリリンとともにカーマイケルに左手を売りつけようとしていた。ホテルの従業員 マーヴィンも妙な男で、そういう4人がホテルの一室で繰り広げる物語。

    それぞれがそれぞれの思惑で、食い違ったり騙そうとしたり脅したりしながら進んでいくストーリーは、ややひりひりするテイストながらしっかりと笑いを誘い、最後まで緊張の緩まないストーリーに引き込まれた。

    ネタバレBOX

    暴力の予感に自然に身体が硬くなる。そういう、ひりひりするようなやりとりが続く……かと思えば、そんな中でも随所で笑いが起こる。
    バラバラに投げ出されたようないくつかの過去やさまざまなモチーフが、微妙に関係しあって笑いを誘ったりもする。

    変な奴らばかりなのに、予想だにしなかった後味のいいエンディング。カーマイケルとマーヴィンのほのかな友情めいたものが印象に残った。

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    2016/01/01 12:22

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