満足度★★★★
沁みた
唄が、台詞がみ、沁た。
時が、進む。 人は、変わる。
でも、パズルは、はまるようにしか、はまらない。
時が進む。 それが、回り道だったとしても、いつか、パズルは、ぴたりと、はまる。 はまるピースに出逢える事。
台詞に今の自分を重ねてみた。
ああ、こんな風に愛を欲張っている自分が見え隠れる。
芝居を観ながら笑いながら、ふと、気がつくと、
隣でもう一人の自分が涙を流していた。
アイは、形を変えて、でも、ホントウは変わってなくて。
いつの頃からだろう
愛なんて、口にしなくなったのは。
でも、やはり、愛をココロに掲げる事は
生きる糧のひとつになる気がする。
色んな愛。
でも、その愛は果たして純粋なものだろうかと。
「与えたから、私を愛して。私を優遇して。私を!私を!」
観ていて、自分が責められている気持ちにもなった。
でも、何故だろう。
きっと、高校生の頃にこのホンを観てもこんな気持ちにはならなかったとおもう。鴻上さんのホンに、何故だろう、このホンには物凄く微笑みの空気が溢れていた。でも、色んな想いを抱えての「微笑み」だと思う。
今回、中村 中さんがとても素敵だった。
初めて、唄も聴かせて頂いたのだが本当に素敵だった。
勿論4者4様の輝きがあった。でも、個人的に中村さんの瞳にどきどきした。