「ウミダ短編演劇集『こりない』/『スモーキン・スモーキン・スモーキン』 公演情報 劇団ウミダ「「ウミダ短編演劇集『こりない』/『スモーキン・スモーキン・スモーキン』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ぐだぐだが心地良いから不思議


    ぐだぐだである。

    これは、海田さんの夢の中か?




    誠実なのか、不真面目なのか?




    「現実」と「虚構」のボーダーラインが簡単に引けず、

    もやもや、もやもや、

    でも、そのもやもや、ぐだぐだが心地良いから不思議。




    個人的に好きなホンは、「やらない」。

    海田さんが、ダメ過ぎて、好きになってしまう恐ろしいホン。

    「かみ」ちゃんは、好きなのかしら?と。

    何回生き返らしても、現世でまた、間違いを繰り返して死んでくる男。

    天上では、改心するけど戻ると忘れてしまうと言い訳。

    そんな事、繰り返して、いい加減にしてほしいと「くち」では言う。

    でも、好きなんだ。

    何だか、可愛い気持ちを観た。

    実生活でも、きっと、海田さんはこんなマジックを使ってると

    一人納得。(感想には個人差があります)







    ぞわぞわとしたのが越智優介さんの「ふれない」

    これは、いくつもの事柄がリンクして、重なり、ねじれ、そして

    最後にハジケル。

    じわじわと、不気味さを感じた台詞回し。










    そして、今公演の俳優陣の力は恐ろしく良い。

    人が人を呼ぶと、こうなるのかと。




    拝見した事のある方が前園あかりさんだけだったのだが、

    他の方のパワーも凄い。

    山崎丸光さん、上手い・・。

    もなみのりこさんも、素敵だった。




    こうした短編集は色んな俳優さんを拝見できる事も良い企画だと思う。







    少し、残念だったのが舞台の軋みの音が、かなり、気になってしまった。

    元々劇場ではないスペースではある事を差し引いても、

    芝居自体は面白いだけに勿体ない。

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    2015/12/28 10:06

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