満足度★★★
これまでとは活気が違う舞台
これまでの観劇後は深い重りのような感慨が湧いていたが、今回はそれが薄く、女性キャストや含めると10人近くのキャストが登場する。
階段状のセット、衣装は農作業着、モンペ姿。舞台の世界観が1945年からのもしも日本がこうなったら、なフィクション。緊迫した場面で笑える要素があるとは想像してなかったので、ここら辺は合作ゆえの見せ方だな、と感じた。
舞台上は簡略化されたセットで小道具類も設置していない、役者の動きもステージ上で座ってセリフを喋る場面も多々あり、そうなると客席側のE(F)列まで段差ないため、正面席は前列客の頭で遮られながら見なければならないのも辛かった。
役者さんはそれぞれ役柄に合ってて良かったし、話の展開も合作なのでいろんな意見あってこうきたか、とも考えるし、公演終盤の観劇や劇場の違いで見たりすると、また異なった感想になると思う。が、メデタシメデタシなエンタメも良いけど、個人的には劇チョコにそれはあんまり求めてないんだな、って思うのはわがままかな。今回の趣向がいい変化にいけばいいけど。
約130分。