満足度★★★★
レストラン地下で人生を考えるゴーリキーの「どん底」とは違う。レストランの地下にある皿洗い職場に、人生を考えるお皿が山積みになっている。全部で4人しか出てこない。しかも、洗い場の主任役は物語を引っ張り、さまざまな場面を演出する。相当な力量を問われるが、私が見た渡部ギュウは見事だった。SENDAI座プロジェクトは、東日本大震災で大きな被害を受けたときも公演を打ち続けた。全国各地を回って被災地の声を発信し続けてのだ。今回も、モーリス・パニッチの戯曲をひっさげて、尼崎や名古屋でも公演してきた。上野の小劇場で、その心意気に触れた。
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2015/11/28 21:55
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