満足度★★★★★
無題1642(15-331)
18:00の回(曇)。 12公演目。
17:25会場着、1F入ったところで受付(整理券有)、17:33開場。
(公開ゲネには行けず)初日、なかなか予定が決まらず滑り込みでなんとか観劇。
最前列はミニ椅子+パイプ椅子のひな段席、2列目に座ります。
剥き出しのコンクリート、汚れが目立つ壁、円形の大きな台、奥には格子のようなもの...それだけの、生気を拒絶しているかのような舞台。
17:45/55前説(アナウンス、光藤さん、110分)、18:01開演~19:48終演。
ひとつの事象を採り上げているようにみえて、実は、いろいろな局面で生ずる課題を内包しているように思えました。劇中の「堂々巡り」は日常的によくあること、そして、それはいつも、どうしようもないこと、だという結論に至る。
円形の舞台、だんだんあり地獄のように見えてきます。手を差し伸べるのか、無理(無駄)だとするのか。
先日「楢山節考(2015/10@せんがわ)」を観ました。抗いえぬ村の習わしにはそうすべき「生きるための」理由があるのですが、本作にはなにがなければならないのでしょう。
たとえば高齢化と介護、外来種、耐性菌...支えきれるのか、そんなことを考えながら観ていました。