劇団東京乾電池の月末劇場 総集編 公演情報 劇団東京乾電池「劇団東京乾電池の月末劇場 総集編」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    受付 Eの回 観劇
    帰宅前、ぶらぶら街を歩いてたら月末劇場総集編をやってて演目に惹かれフラリと立ち寄り。
    不毛な会話からガーン‼︎という効果音に至るまで、気楽に見るには十分過ぎる演目でした。面白かった。
    約45分。

    ネタバレBOX

    雑居ビルの一室で精神科、今なら心療内科というのが一般的か。
    その受付で机の上の事務用品を整理している女の元へ仕事の休憩時間を利用し、診療希望の男がやってくる。
    女は男の家族構成をきっかけに世界各国の飢餓状況から募金を勧め、アイバンク、臓器提供、安楽死協会と、各階の受付嬢が全員独身であるなどとプロフィールなど話し、なかなか受付をしない。その発言内容に男は、クリニックなんて嘘だろ!と悟り、部屋の奥へ突進し確認する。
    「この建物には36(?)の受付があって、36人の女が待っています。」と言う女の平然とした発言に、男は逃げ帰ってしまう。その叫び声を別室で聞き、受付に飛び込んできた医師だったが、受付嬢から「誰も来ていませんよ。」とやんわり否定される。宣伝しているのになぜ患者が来ないんだろうと不思議がる医師に対し「こんなにチラシも出して宣伝しているのだから待っていましょう。」と、受付嬢は悠然と構え医師を自室へ引き帰らせる。そして再び「では、次の方どうぞ!」と受付業務を再開するのだった。

    行きすぎた善意の行為に受け止められた受付嬢の行動から、とりあえず受付嬢を変えなさいよ〜、なんて単純に笑って見ていたけど、医師が登場したあたりから究極の人生を選ばされていたのではないかと、どこか薄ら寒い思いも生じてしまった。

    今のお笑いコンビのネタって別役作品感覚と思って見ればいいのかな。
    面白かったです。

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    2015/10/11 11:08

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