満足度★★★★★
現役で青春を生きる甥っ子や姪っ子にも見てほしい/約105分
国王にとっても役者陣にとっても、この舞台そのものが文化祭であるかのような、開放感と活気にあふれた舞台。
大作戦も小作戦も青春の機微に満ち、枯れかけた今だからこそその輝きが目に沁みるほど痛感できるあの頃を思い出し、一度ならず胸が熱くなりました。
や、ほんとは大も中も小もなく、そのどれもが当事者にとっては命がけ、渾身の「大作戦」なのでしょうが‥‥。
女優勢では本山歩さん、安川まりさんの両嬢が可愛く、二股をかけつつ観ていたが、途中からは役の魅力も相俟って山脇唯さんにも惹かれ始め、最終的には三股状態で観劇してました(笑)。
演出面では、光と影の対比を強調した照明が抜群の効果を発揮。
「青春の光と影」と言うくらいで、この照明は青春の劇によくなじみ、劇をいっそう味わい深いものにしてました。