関ヶ原で一人 〜lonely SEKIGAHARA〜 公演情報 ENG「関ヶ原で一人 〜lonely SEKIGAHARA〜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    自分の調子が悪かったのかな?
    だとしたら単に自分が悪いだけなんだけど。
    とりあえず思った事は感想に書いておきます。

    ひさびさ舞台全体が観える観客席真ん中付近を取ったのですが
    (六行会ホールは座席が段差式なので結構後ろからでも舞台自体は良く観える)、
    演技も台詞もその熱量も遠いなあ、と感じてしまい
    観客の笑い声に「今の台詞の何が笑いどころ?」と置いてけぼり感すら感じました。

    更には自分の観劇スタイル(集中する)では珍しいのですが、
    物語に気持ちを引っ張られないせいか、
    空調のせいか、体調悪かったのか、序盤かなり睡魔に襲われてしまいました。


    不勉強ゆえ「関が原の戦い」辺りの歴史/各人物の相関
    (誰が誰の側か、など)を知らなかったのが悪いのか、

    実際お芝居の中でもちゃんと説明されているのですが
    人が多くて誰が喋っているかも良くわからず、
    中盤までは「何がなんだか分からない、という空気」の
    まま時間が流れてしまいました。

    結構胸に来るシーンもあったのですが、
    全体的には演技も台詞回しも初日ゆえか
    かたさを感じてしまいました(ミスもそれなり)。


    あと1回観劇予定ですが、Wikipediaなどで勉強していった方が
    物語がすんなり頭に入って楽しめるかも知れません。

    席位置や体調(?)の関係もあるのかも知れませんが、
    自分的には今回は珍しくちょっと残念な気分になりました(´・ω・`)

    席位置変わったら感想が180度変わるかも分かりませんが、
    とりあえず今回は「自分的にはNG」かなあ、と。

    ネタバレBOX

    【思った事】
    ・ 殺陣は武器の当て方などに迫力もありましたが、
      後半のスローな殺陣まわしシーンがあまりに
      長く続けられているのに見飽きてしまいました。


    ・ 群舞について劇場/舞台の広さに対してなんとも
      縮こまった感のあるその内容に気持ちが盛り下がってしまいました。


    ・ ガラシャさんの死の覚悟あたりはいい熱を感じられたのですが、
      物語全体としては(序盤特に)起伏にとぼしい内容だったかなあ、と。

      そんなこんなでお芝居に気持ちが引っ張られない状態で考えると、
      「落雷によるタイムスリップと世界の修正力(?)」の設定を
      多用しすぎているんじゃないかな、と思いました。

      主人公、妻、石田三成ぐらいで止めておけば、
      それぞれの役の「想い」についてもっと感動出来たのかなあ。


    ・ 物語自体なのか役者の演じ方のせいなのか、
      なにか「単調」だな、と「時間の長さ」を感じてしまいました。

      物語がそれほど大きく動いている感じもないので、
      主要部分に絞れば2時間以内に出来たんじゃないでしょうか?


    残念(´・ω・`)

    PS.この物語って歴史の教科書で簡単に書かれてしまっている
      史実上の各人の行動の謎について、

      実は「生きた人間達の様々な葛藤があった」という事を描き、

      それを主人公に「もう簡単に”戦国時代が好き”なんて言えない」
      と言わせる事に意味があるのだと思いますが、
      妻を亡くして、更に石田三成その他の人物それぞれの
      行動の理由を知って語られるその言葉に、

      しかしやっぱり「重みが足りない」、
      単なるトリッキー物語に走り過ぎているなあ、と感じます。

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    2015/09/30 23:49

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