「吾輩は人間である」 公演情報 劇団カントカークト「「吾輩は人間である」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    今回はすべてがキビシイです!!
    観劇させて頂きました。この作品、人によってはミュージカル作品ととらえる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の観劇させていただいた限りではミュージカルと呼ぶには少々踊りの表現力が弱かったようにも思えます。むしろ、大きく定めるならば社会問題に一石を投じ、それを問う作品だったように思えます。この作品の密度は非常に濃いもので、社会諷刺ととらえるべきか、社会問題に提唱していると判断するかは、観た方の感じ方次第ですが、社会諷刺とするならば今の日本に生きている限り誰もがその可能性のある問題とも言えますので、その痛烈さは並みの作品の比では無い程の鋭さで観劇する者の心に突き刺さります。また、社会問題の提唱とするならば、気がつくのが遅過ぎたくらいにすでに根が張り巡っている問題としなければならないことでしょう。場面によっては観劇中胃が痛くなるほどの厳しい作品です。この作品の登場人物の中に気がつかなかったかもしれないだけで自分の姿もまた登場していたような気がしてなりません。自分としてはこれだけの充実した作品にミュージカル部分を導入するべきだったのか、どうか判断が出来ません。これだけ厳しい作品を評価するならば、評価する者もまた厳しい基準で評価することが相応しいと思えますので、今回に限り減点法を用いて一切の手心抜きで星4つの評価とさせていただきます。ただ、星4つの評価といえどもそこに「見事な作品」と付け加えねばならない作品でした。この作品の「我輩は人間である」のタイトルからユーモラスな作品をイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、笑うことよりももっと深い意味が秘められていたことを観劇後感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

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    2008/10/17 19:25

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