エトランゼ 公演情報 劇団桟敷童子「エトランゼ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    初見
    東作品は他の舞台ばかり見て、今回初桟敷童子。
    東作品見てると大正琴楽曲のような古賀メロディーをついついイメージしてしまう元九州人。
    70年代後半に流行したアイドル歌謡曲が陽気に聞こえる小山麓。
    山師の人たちも「あーこんなピュアでかわいらしいルックスのおばちゃんに見えないおばちゃんおったわー」と童心に返り見てしまいました。
    噂に聞いてた壮大な舞台装置も面白かった。
    客席に中高年の男性が多かったことに驚き、劇場の冷房が効き過ぎだったのは難点かな。面白かったです。約110分。

    ネタバレBOX

    山の神聖さ、不浄を忌み嫌う因習の仇、子の無邪気さ、童女のような老婆、女の挑発、正直でありたいが故の逃げ場ない思いと追い込み方に、喪黒福造の「ドーーーン!」って迫ってきそうな迫力を思い出してしまったが。その土地の田舎で暮らす人々と女の世界観が垣間見え、その図式に自分が疑似体験しておるかのような錯覚を覚えた。

    好きな男の言葉だけを生きる希望にした女の一途さに、物の怪のような感情が湧いてしまったのは「俗」の部分が勝っていたのか。結末に案外悪い人ではなかったのかも、と思った。こう考えるのはやっぱ甘いのかな。

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    2015/08/23 09:40

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