満足度★★★★★
堪能!
め組らしい舞台、いやいや今までの感覚を超えてきたと思う。ここは昔から芝居は当然、着物の着こなしも立ち振る舞いもしっかりとしたものを見せてくれる。男前の新宮さんが美少年だった頃は男性中心の舞台が主だったようたが、最近は女優陣もイキイキとイイ芝居を見せてくれる。皇女和宮の幕府への降嫁の辺りから女優陣あっての華やかさが匂ってくる。和宮の真っ直ぐな想い、母の悲哀、実に迫ってくるものがあった。またラストの連れ舞は素晴らしかった!新宮さん演じる崇徳院の怨念が迸って、周りを飲み込んでしまいそうな迫力!見応え有りでした。また音楽も奥行きと広がりを感じさせる選曲。これも見事だったと思います。