満足度★★★
淡々と、ドキュメンタリーのような。
こんなジャンルがあったのか!?
というのが率直な感想。
「自転車泥棒」「鉄道員」のような往年の伊の映画作品のような佇まいでした。
パントマイム?要らないなと思いました。指先の動きに目が行き過ぎ、芝居を邪魔してる以外に何の効果があるのでしょうか?無いものを在るがごとく演じるのは役者の基本であり、システム演技の基本であり、何もそこだけ誇張する必要はないです。
代々のそこに住む人たちのコミュニティに外から〝来た人=来たり人″が抱えるジレンマがテーマなのでしょうか…?
それよりは、後妻親子が先妻の子たちとどう向き合うか?といった風情です。
連れ子が跡取り候補に加えられないのは何故??
わが子の怪我は一緒にいた先妻の子のせい?
この辺りのやりとりは少々無理強いの感がありました。
日常生活の中での差異とか、もっとそちらを淡々と描き切って欲しかったなと思いました。
冒頭に、後妻であるという説明もないし…。
芝居の流れとしては、冒頭に書いた通り、ひとつの方法論としては期待が持てる要素は充分にあります。
惜しいなと思います。
2015/07/24 00:06
観劇コメント、ありがとうございます。
パントマイムによる所作が芝居の邪魔をしていると感じられたとのご指摘、もっと何気なく、普段の生活の中の一部として観ている方の想像力が掻き立てられるようなものにしていきたいと思います。
シンプルな舞台にすることで、かえって物語や役の世界観が広がり、奥深いところで観ていただけるのではないかと個人的には思っております。
作品に関してのご意見、今後の参考にさせていただきます。
ご来場いただき、ありがとうございました。