満足度★★★★
短い時間の中で分かりやすい芝居第6回せんがわ劇場演劇コンクール参加作品。大きく2つの物語に分かれるが、一貫して自分の信念を貫き通した与謝野晶子が描かれる。脚本はしっかり書かれ、演出も面白い。明治文壇で活躍した与謝野鉄幹・晶子夫妻の出会いと結婚が1つ目の話、晶子が詠んだ句をめぐり、評論家・島村抱月との論戦が2つ目の話であるが、その繋がりは微妙である。しかし、晶子の激しく一途な思いは2つの話があってはじめて伝わると思う。芝居の内容がよく分かる脚本・演出であり、その観せ方も粋であった。
ネタバレBOX
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2015/07/20 14:10
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