無題1507(15-195)
20:00の回(雨)
19:43会場着、受付、19:54開場、20:04開演~21:11終演、~21:28トーク終了。今夜はほぼ勅使川原さんのソロ。
海外戯曲:チェーホフ,シェイクスピアはもちろんのこと多くのものが合わないうえに不条理劇は苦手。それがどのようにupdateされてゆくのか、なかなか複雑な気持ちで会場へやってきました。
トークで名前がでた「イヨネスコ」、たとえば「EgofiLter」の「授業(2012/5@MAREBITO)」は同じく難コース、また「劇団渡辺」のほう(2013/6@SENTIO)はハチャメチャな演出もあってとても面白かったです。
実のところ正攻法の「ゴドー」は観たことはなく(お話は知っていますが、これからも観ないと思う…)、超変化球モノを2作のみ。トツゲキ倶楽部「ゴドーを待ちながらを待ちながら(2013/10@BOX in BOX)」、鮭スペアレの「ごどーちゃん~(2014/2@LE DECO)」。これらは原作を知らなくとも楽しめるし、後者はプレトークとして作品について語る時間がありました。
さて、今夜、舞台には二人。暗くて輪郭はぼやけよく見えません、じっと佇む様子は石像のよう。
勅使川原さんご自身の「語り(録音)」とダンス、佐東さんは客席に背を向けほとんど動かず、たまに横顔が見えそうになるだけ、ぶっきらぼうな語り、分厚い上着を着込んだ一人の男が二役、不思議な照明。
状況の説明はなく、観客には「待つ」理由はないし、「ゴドー」がいるのか/いないのかもわからず、不安に駆り立てられる。初めて観る者は混乱し、かつて観たことがある者は比較する。
とにかく難しい。
本作、佐東さんとの入替わり、3人で、などがあるかも、ということでした。