『雨と夢のあとに』 公演情報 劇団まっコイ「『雨と夢のあとに』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ただただ、涙…。感動しました。
    涙腺が弱ってきているのか…。
    ただただ、涙…。
    涙が止まりませんでした。
    感動しました。
    とっても良かったです。

    テレビドラマにもなった舞台作品だったんですね。
    とっても良くできたお話でした。
    久々に大泣きしました。

    もう一度観たくなる作品です。
    残念ながら、私は先約が有るため、明日の千秋楽14時の公演は伺えませんが、予定が無い方は是非!!観る価値有りだと思います♪

    ネタバレBOX

    桜井雨は小学6年の女の子。
    幼い頃に母を亡くし、今はベーシストの父・朝晴と二人で暮らしている。
    朝晴は蝶の採集が趣味で、幻の蝶と呼ばれているコウトウキシタアゲハを捕まえるために、台湾へ行く。
    森の中でついに幻の蝶を発見!ところが、捕まえたと思った瞬間に穴に落ちてしまう。数日後、朝晴は無事に帰国。心配していた雨は、涙を流して喜んだ。
    そこで朝晴は雨に尋ねる「雨、どこに行きたい?」と。
    雨は「遊園地の観覧車!」、観覧車の中なら、雨が大好きなお父さんを占有できるから!と。朝晴は、落ち着いたら連れて行くと約束する。

    が、朝晴の姿は心が通じ合った人(雨と、友人の早川岳男と、岳男の息子で雨の幼馴染みの早川北斗)と霊感の強い隣人・小柳暁子にしか見えず、朝晴は暁子に自分が幽霊であると知らされる。
    雨を一人残して成仏できない朝晴は、暁子と岳男に助力を依頼。
    二人の協力を得て、朝晴は雨と元のような暮らしを始める。
    そして岳男の奥さんの早川霧子の協力も得ようとするが、心が通じ合っているはずの霧子に、何故か朝晴の姿が見えない。
    それでも朝晴の状況を理解し、霧子も快く協力を快諾する。

    そんな中、ライブハウスで雨と偶然会った歌手・野中マリア。
    雨が朝晴の元に残した自分の娘と知り、雨を連れ出し、自分が母親だと雨に告げ、一緒に暮らそうと雨に迫る。
    雨は朝晴にマリアの要請をきっぱり断ってもらおうとするが、マリアには朝晴が見えない。マリアに合うことが出来ない朝晴は、逃げ回ることに。そんな朝晴に、雨は不信感を頂き、マリアについて行く。
    そこで、マリアから、雨は朝晴と血が繋がっていない事、雨はマリアと大富豪の不倫相手の間に生まれた事、不倫相手と一度別れたが、不倫相手の奥様が亡くなり、今は不倫相手と同居している事、本当の父である不倫相手と本当の母であるマリアと雨の3人で一緒に暮らしたいと告げる。
    でも雨は朝晴以外の父親は考えられず、朝晴のもとに戻る。

    朝晴は帰ってきてくれた雨に、雨の母マリアが歌とメジャーデビューを優先し、雨と自分を捨てて出て行ったことを隠していた事を詫びる。

    その時、突然、雨が倒れ、病院に運ばれる。
    その病院で先輩幽霊から朝晴は「幽霊が人間に触ると、触られた人間の生気を吸い取り、死に至らしめる」事を知らされ、雨が倒れたのが自分のせいだと知る。
    そして、このまま雨との生活が続けられないことを悟る。

    朝晴は、ミュージシャンになるため15年前に飛び出したまま、音信不通になっている父親に(成仏する前に)お詫びと最後のお別れをするために会いにゆく。
    朝晴が祖父に会いに行った事を知った雨は北斗とともに、朝晴の後を追う。
    朝晴と雨と北斗を暖かく迎える父と母。
    雨と北斗が寝入った夜、朝晴は父と母に「自分が幽霊で、自分が居なくなった後、(血の繋がりのない)雨を守って欲しい」と懇願する。父と母は「朝晴は世界一の親不孝だが、(血の繋がりはなくても)雨は大事な孫。雨を残してくれた朝晴に感謝している。雨をなんとしても守ってみせる。」と約束する。

    家に戻ってきた朝晴と雨は、暁子が恋人を呪い殺そうとしている現場を目の当たりにする。
    実は暁子も幽霊で、1年で戻ってくると言ってアメリカに渡った恋人が、アメリカで大成功し、何年経っても戻ってこず、その間に急病で自分は死んでしまい、葬式にも姿を見せず、自分を見捨てた恋人を恨み、いつか恋人が戻ってきたら呪い殺そうと、成仏せずに幽霊になっていた事を知る。
    朝晴と雨は暁子と恋人の間に割って入り、恋人が暁子の部屋に戻ってきたこと自体、暁子への愛情だと諭し、暁子は成仏することに。

    そんなドタバタの後、朝晴が雨に自分が幽霊だと告げようとするが…、(外務省経由で朝晴が死亡した事を知り、雨が朝晴と暮らしていると妄想しているのではと心配した)マリアに雨を連れ去られる。
    どうしても自分の思いを自分の言葉で雨に告げたい朝晴は、早川家族の助力で雨を取り戻しに向かう。
    そして、最後の別れを早川家族とした時、霧子は「朝晴の才能を買っていたのに、雨の為にメジャーデビューを諦めた朝晴に不甲斐なさを感じていた」とわだかまりを告げると、心が通じ合い、霧子にも朝晴が見えるように…。

    早川家族と成仏した筈の暁子の助力で、無事にマリア邸から抜け出した雨は、観覧車で朝晴と落ち合うことに。
    朝晴は、追ってきたマリアに心を込めて話をすると、マリアにも朝晴の姿が見えるように、そして朝晴はマリアに「雨の思うとおりにさせてやってくれ、でも母親として雨が間違ったことをしたら、叱ってやってくれ」と頼む。マリアは「私を母親と言ってくれるの」と感涙し、承諾する。

    観覧車で落ち合う朝晴と雨、そして朝晴から自分が幽霊だと告げられた雨。
    「そんな事とっくに気づいていたいよ」と雨。
    「幽霊でも良いから、一緒に暮らしたい」と訴える雨に、「それは出来ない」と朝晴。
    別れることを承諾した雨は、朝晴が寂しいからと、暁子に朝晴とともに天国に行って欲しいと依頼する。
    暁子は、これまで過ごした朝晴・雨親子との交流により、暁子のこの世に対する心残りは、恋人に対する恨みではなく、桜井朝晴・雨親子の行く末を見届けたい、雨に幸せになって欲しいという願いに変わっていた。
    観覧車から暁子とともに天国に旅立つ朝晴…。
    観覧車で一人に残された雨を、下で迎える北斗。

    その後、雨は祖父母と一緒に暮らすことに。
    母マリアもそれを許し、月1~2回、雨に会いに通うようになっていた。

    夏休み、早川家も雨に会いに祖父母の元に、それを天国から見守る朝晴と暁子。

    もう、涙でした…。

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    2015/06/06 23:58

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