ゴベリンドン 公演情報 おぼんろ「ゴベリンドン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    リピートしました
    30日に参加して、
    予定もついたので今週末にもう一度参加することにしました。
    (6日夜公演いってきました)

    吉祥寺シアターをおぼんろ色に塗り替えた舞台美術、
    観客と語りての境目をとろけさせるような配席、
    観客の想像力を引き出す前説、
    口伝の昔語りのような本編など、
    ここ以外ではなかなかできないだろうなぁという体験ができました。


    客入れ時間に語り部(役者さん)たちが
    前列や通路側の参加者(客)に気さくに話しかけてくるのは、
    好みがわかれるかもしれないなぁ、などと。
    (例:本日の参加者一覧のファイルをもっている語り部さんが
    こちらの名前を聞いてきてそのファイルで調べて
    「あ、○回目なんだね」とか 「前回公演観てるんだ」と話を膨らませてくる)


    本編は面白かったです。

    椅子席や座布団付きのひな壇席があったのもよかったです。
    桟敷が一番迫力があるだろうなとわかっていても、
    体調的につらいこともあるので…

    ネタバレBOX


    自分の席が遠くてマイクの反響でぼやけたのか、
    弁士と蜂のシーンは言ってる内容がほとんど聞こえませんでした。
    あと、『パダラマ~』の時と、
    拓馬さんの演技があまり変化なかったのもちょっと物足りなかったです。

    役者さんの名前をもじったり
    そのまま使っている登場人物の名づけもいいなぁと思いました。
    (終演後に顔と名前が一致しやすいし、そしたら
    次回作観る時「前に○○だった方は今度はこういう役か! と楽しめる)
    ゴベ「リン」ドンと「さひー」→「ザビー」は
    実は数日たってから気づいたのですが…(笑


    前説で「一番きれいな葉っぱを想像して」と言われたときに、
    「それは金色かもしれない」という続きの発言を聞いて、
    想像の中ですら緑色の範疇を越えられなかった自分を振り返って
    「物語を紡ぐ人はやっぱり根底から違うんだなぁ」と思いました。

    ラストの、星空がただただ美しくて、吸い込まれそうでした。


    ↓6日夜公演に参加したので追記。


    八年虹色アゲハのさなぎ絡みの言葉が涙腺を刺激しました。
    呪いも祝いに変えるような、すべてを包み込むような深さを感じました。

    タクマは花が咲いたさなぎをメグミに渡すことで、
    あの世界から「憎しみ」を持っていったのかなぁなどと考えました。

    ゴベリンドンの正気と獣の二面性が印象的です。

    0

    2015/06/06 11:59

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大