七人のふたり 公演情報 クロムモリブデン「七人のふたり」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    何か淡白なクロムで、二味足りない感
    折しも、ドローン少年が巷を賑わせている最中で、テーマとしては、時機を得ていたのですが、どうも、いつものような、心を鷲掴みにされるような、緊迫感は希薄な舞台でした。

    いつもの疾走感もなくて、クロム独自の身体能力駆使した、あの癖になるような、ダンスの醍醐味も感じられず、何となく、限定何食の、そのお店の売り物メニューを食べそびれたような、消化不良な後味を感じてしまいました。

    クロムの公演になくてはならない、役者さん達の不在が影響したのかもしれません。

    もっと、毒気と、疾走感で、走り抜けるクロムが好きです。

    ネタバレBOX

    ストーリー展開でも、キャスト陣の顔ぶれでも、全てに、何か隠し味が不足し過ぎな印象が否めませんでした。

    小林タクシーさんの則平のお面は、オウムの選挙を思い出しました。

    いろいろなところに、現代社会の、不条理や闇を、隠し玉にして、独自の手法で、面白おかしく見せながら、観客の深層心理に、ドッキリを突き付ける、クロムならではの、エンタメ舞台を期待していたので、今回は、ややはぐらかさせた印象でした。

    次回、もっと強力な布陣のクロムの舞台を期待しています。

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    2015/05/25 23:46

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