満足度★★★★★
劇場全体を使ったスケールの大きな舞台
初見の劇団であったが、愛が溢れたファンタジックなストーリー、圧倒的な演技力、衣装やフェイスペイントに舞台美術、接客サービス、どれをとっても個性的で素晴らしいもので感動した。
ただ客席と舞台を一体にして「臨場感」を狙うという配置は好みではない。その理由は、①他の観客と向き合っているのが見えてどうしても気になる、②強い照明が直接目に入る場面がある、③体を何度も大きくひねる必要がある、など。客席間の通路を疾走したり大きくアクションする場面もあり、すぐ近くの観客は恐怖感があるかも知れないとそれも気になった。劇場全体を使ったスケールの大きな舞台が持ち味のようなので、それを活かしたままでの良い方法はないものだろうか・・・・・ネタバレへ