満足度★★★★
無題1480(15-168)
19:00の回(曇~雨)
18:30受付(少し前から受付のみ)、開場。
此処は(たぶん)「正劇ラグナロク(2011/10)」以来。「コルバタ」は観たことがなく直前まで予定していませんしたが、脚演出をみると南さん(!)、ということで急遽予約。「失われつつある物語(2013/7@DECO)」からだいぶ空いてしまいました。
村田さん「鳥は飛びながら夢をみる(2011/12@参宮橋)」「青森県のせむし男(2014/5@d-倉庫)」、他の皆さんは初めて。
舞台は高校の教室、卒業式の少し前、上手を向いて椅子が10脚、花が手向けてある椅子1脚、喫煙シーンあり、決まった制服はなく上履きのみ全員グリーン。
19:00前説(75分)、暗転せず生徒が教室へ...その後暗転、チャイムが鳴る。
途中、椅子の向きを時計回り(後ろ向きはない)に替えるなど変化をつけています。
自殺した生徒、その理由を知ろうとする級友、弟。他者が納得できる理由はあったのか、なかったのか、曖昧なまま卒業式を迎える舞台、蛍の光は終章のため。劇中あったように、たぶん、少しずつ忘れてゆくのだと思い、それは、もしかしたら辞めていった者、転校した者、卒業後会うことがなくなった者と同じなのかもしれない、と思うのでした。
全員シンミリする必要はないと思いますが、もう少し「同じクラス」だった生徒の死を正面から受け止めようとしている感じがあってもよいのではないかと思いました(あるいは、もっとバラバラでも)。
本に挟まれたメッセージはなんだったのか、直截的な表現ではないほうが印象的ではなかったかと思いました。
「石川」の絶叫はとてもよかった。
8月、南さんは「芝居屋風雷紡」の演出、どんな演出になるのかとても楽しみ。