ジャックとその主人 公演情報 テアトル・デュ・ムーランヌフ「ジャックとその主人」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    高度な会話劇
    いあいあ、とにかく膨大なセリフの量、半端ないです。

    以下はネタばれBOXに。。

    ネタバレBOX

    ジャックとその主人は旅をしていた。
    ジャックは世の中で起きるすべてのことは前もって天上に書かれていることだと主張する。主人は無類の話し好きだったので、二人は切っても切り離せない仲だった。

    ジャックは主人に乞われ、自分のたった一度きりの恋について語ることにした。それは兵士の頃、膝に怪我を負って運ばれている最中、ある一軒の家の前にたどり着いたことからはじまる。

    ジャックが主人に自分の恋物語を話し、主人はそのあとで自分の恋物語を話すって語り芝居なんだけれど、主人がとにかく話を聞くのが好きな人だから、旅先で出会う宿屋の女将、居合わせた貴族など、とにかくいろんな人から別の話を聞きはじめちゃって、脱線や中断の連続なわけ。

    ジャック自身も恋の物語を話していたのに、主人に乞われて別の人の話をはじめちゃったり、はたまた、宿屋の女将が貴族の夫人の恋愛復讐物語を強引に始める始末。三つの恋が劇中劇として演じられ、その最中にも聞き手が勝手な意見を言っては、じゃまをするから、劇中劇と舞台上の現在が交差する不思議な感覚に満ちた作品だった。


    ジャックは友人の恋人と結ばれ、主人は思いを寄せる女性を親友に寝取られた話をする。

    貴族も庶民も、等しく恋の情熱につかれ、理性の手綱を失って愚かな行動をとる。嫉妬(しっと)や憎悪、裏切りのもたらす狂騒をユーモアたっぷりに描いた作品だ。


    主人、ジャック、宿屋の女将が語る3つのよく似たストーリーがお互いの表裏を照らしあうにして進み、大団円へとたどり着く。それはちょうど、複数の異なるメロディーが響きあいながら絶妙の調和を生み出す楽隊のようだ。

    ユーモアと皮肉、洒脱な台詞の合間に軽妙でコミカルな動きも、加味する。

    今回の芝居、語り芝居と表現しても良いほど、台詞を吐くスピードが速い。
    殆どが台詞だけで繋がっているといっても過言ではない。
    だから、言葉の意味、役者の表情、動きなど動体視力がかなり必要です!(^0^)

    そこに持ってきて相変わらず、休憩後の役者のセリフと日本語解説の画像が合わない!(^^;)

    いあいあ、ワタクシまで目をグリグリさせながらハイテンションで事の成り行きを追ったのでした。

    結果、非常に疲れた芝居だった。
    思考との戦い、頭の体操でしたーーー!(^0^)

    本を読んで観劇したからいいものの・・・読まなかったらでんでん解んねーー。



    2

    2008/09/20 23:37

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  • おーじ>
    ダルタニアンもジャックも大差ないです。強いて言えば、ジャックもドンキ・ホーテも大差ない。
    更に更に・・・ドンキ・ホーテも裸の王様も大差ない(^0^)

    どの作品もユーモア溢れる物語ですね。
    はい、異色も異色。異人さんの目はカラコンではない目でした!(^0^)

    2008/09/21 10:14

    全然脈絡ないのですけど・・。
    何となくA・デュマ描くところのダルタニアンをジャックに重ねて思い描いてました・・。

    何となくですけど、作品に横たわるユーモアが彼の物語に通ずるような・・。

    なんか、異色な感じがしますね・・。

    2008/09/21 03:33

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