4x1h Play #0 公演情報 4x1h project「4x1h Play #0」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    上演90分
    一幕、「ひとさまにみせるもんじゃない」。二幕、「いそうろう」

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    まず、「ひとさまにみせるもんじゃない」はかつて、「恋人としては無理」のようなセリフ回しで、誰が誰であるかを見分けるためにも、各人物を象徴する形があった。

    それは、2本の指を目にあてて、今、自分が演じてるのは女子高生役のリナですよーみたいに。。
    今回もあの時同様、6人の役者がその形の主を演じるという方法をとった為、人物の象徴の仕草をした劇団員が箱の上に乗って演じてました。

    要は役者6人全員がその登場人物の役柄のセリフを吐くという手法。。

    いつものことながら、セリフのスピードがハンパないです。
    セリフの量といい、物凄いハイテンションで、本日初日の為役者のカミカミが目立ちました。
    たぶん、回をこなしていくうちに良くなるかと。


    ストーリーは朝の目覚めから始まります。
    女子高生のリナは遅刻しそうになったので、極楽メトロという電車に乗った事から、おっぱいを狙ったチカンに出会う。当然の事ながら自分もタッチされると思っていた矢先、スルー。

    スルーされるとなんとなくムカッ!ときた。
    何故自分だけ?と憤慨したが、そのチカンは幼いころ別れた母親を探す為に、唯一つの手がかりだったふわふ~わのおっぱいを探すための手段だったのだ。

    そんなチカンに恋をしたリナは彼に告白する。私のおっぱいを触ってみて!と。

    すると、そのおっぱいは母親のようにふわふ~わだった事から、めでたくバカップル登場!・・・・のはずが、そのトリンキーな出来事は全て夢だったというネタ。
    柿の好きな方にお勧め。





    二幕「いそうろう」
    これは9月初旬にザ・スズナリで上演した富士山アネット「EKKKYO-!」でのショートだった物語の本編。

    いそうろうを決め込んでるイチコはももこが買い置きしてるビールや他の物を当たり前のように食べて、散らかして、働かないぬるい生活を送っているが、そんなイチコを見て、切れるももこ。
    喧嘩になって出て行って!と言ったものの、イチコが居ない生活はやはりさびしい。
    そんな感情の動きを表現した作品。

    かつて「偉大なる生活の冒険」だったかな?
    タイトルが間違ってるかも。

    そこのヒモみたいな男が精神的にゆとりがあってヒモのくせにやたら偉大に見えたけれど、その時と同様に、働かないでのらりくらりと暮らすイチコの方がゆとりがあって偉大に見える!(^^;)

    明らかにももこが働いたお金で生活し養って貰って、更にごみ出しや食事の用意までしてるのに。





    以上2本。

    2

    2008/09/20 16:44

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  • おーじ>
    柿はシモネタで今後もいくのでしょうね。。
    パロディ満載のシモネタ。ある意味、評価が分かれるのは演劇スタイルが過激だからでしょうね。
    大衆向きではないです。
    柿ファンだけに好まれる作品ですね。個人的には好みではなかったですよ。やはり、疲れる・・。



    いそうろうの作品はほろり・・としましたよ。
    精神的にはいそうろうの図太さ、いすわられる方の精神的弱さを上手く表現していました。
    のらりくらりと人様の稼ぎで生きてるいちこは相当図太い。
    ももこが働いてる間、昼寝をしたり本を読んだり散歩をしてゆったり生きてる。そんな余裕があるのに家庭の事をしようとしない。やる気がないのよ。ゴミの日も分からない様子だったから、とにかく、何もしない。

    確かに、現代のパラサイトはそうなのかも・・。(^^;)

    考えたら楽だー。いちこのような生き方(^0^)

    2008/09/21 10:32

    「ひとさま・・」は柿の主宰がお書きになってるのですね・・。
    う~ん、なるほど・・。
    やっぱりああしたお話になるんですね・・。


    いそろうって、「三杯目にはそっと出し・・」みたいな言葉もありましたけど、これはちょっとニュアンスが違う作品みたいですね・・。
    居座られてる方も、居なくなったらちょっと寂しい、みたいな・・。
    う~ん、現代のパラサイトって案外こんな感じなのかも・・。

    2008/09/21 08:06

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