満足度★★★★★
家公演3弾めも、また進化していた!
贅沢貧乏『ヘイセイ・アパートメント』
第1弾『タイセキ』第2弾の『東京の下』に続く、家プロジェクトの第3弾。
今回の出演者が5人と聞いて”多いのでわ?”と思っていたのですが、杞憂でしたね。
前2作品までは、姉妹であったりご近所であったりと、ある意味イコールでない関係性=
中心が居る(出来る)関係性であったのだけど、今回の『ヘイセイ・アパートメント』でにおいては、住人同士は他人なんで、(住人同士の、っていうのはあるけれど)ほぼ対等な関係性が基本。
だからこそ、話をおっっかけることを大幅に端折っても、この物語は成立する。
ネタバレになるので多くは書けないけど、
どこで観るか、声や状況から、どこへ移動するのかが目の前のシーンを変えていくのだけど、それに持って行かれてしまうと、作品にホントに寄り添えていたのか?という反省が出てくる。
1回目はどうしても動き回りたくなるし、動きまわらないと面白さが堪能できないので”ひとり民族大移動”をしたんだけどね…
これから観る方へのヒントとしては、
・『タイセキ』の市村姉妹が大好きなヒトにはご褒美があります。
・アパートに着く前からこの世界は始まってますので周りを気にしてね。
・目の前だけでなく1階を忘れないこと。
をお伝えしておきます。