満足度★★
うーん・・・
ダンサーの技術が高いのはわかるし、衣装とか照明とかも好みではあるんだけども・・・。
とりあえず音楽の使い方が好みじゃなさすぎで・・・。
新国立でやってるアシュトン版も、フレーズの割り方とか「ええ・・・そうやっちゃうの・・・?」って感じではあるんだけど、熊川版は熊川版で、曲的に盛り上がって欲しいところでぜんぜん伸びてくれなくて・・・。
ダンサーの力量を見せたいのもわからなくはないけども、そのせいでテンポがありえないくらい犠牲になっちゃってる感も。プロコフィエフの特にシンデレラで顕著な「成立するかしないかギリギリのラインで遊びながらコードとメロディを歌わせ合う」音楽を、テクニカルに走った振付のために弛緩させたりブレスを必要以上に取ったりするのは単純に、聴いててこう、気持ちが乗らないんだよね・・・(´・ω・`)
結果的に「踊れる」はずのダンサーがあまり魅力的に見えてこなかったのはとても残念。
熊川さん、ダンサーとしては好きだったけど、コリオグラファー/演出家としては好きじゃないかもだな・・・。