満足度★★★★★
プレ公演A
先日の公開リハに続き、Aキャストでの公演を観劇してきました。
この1週間の猛稽古の成果が見られました。
時間軸が3つ存在しているのですが、それぞれの"時"によって変わる言葉遣いや動き方、表情の違いが、見事に演じ分けられていたと思います。
A、Bキャスト共にあと10公演ありますが、最終日に向けて今以上にどれだけ進化(深化)していくのか楽しみです。
また、洋服屋『ARTON』という場所を存分に活かした演出で、ここだからこそ実現出来たであろう場面が随所に見られます。
元々存在しているモノや、この舞台のために用意された壁画や照明などが、作品の世界感・空気感を作り出しています。
今回、衣装提供のハヤカワ五味さんの展示も、作品の一部として溶け込んでいました。
お世辞にも広いとは言えない会場ですが、そのおかげで、通路部分の見切れ席を除いて(もちろんここからでも十分過ぎるほど観られるのですが)とても観劇しやすい360°客席となっており、ほぼゼロ距離で堪能できます。
壁画をバックにした席が正面席に当たるのかもしれませんが、他のどの席からでも楽しめるため、違う席で観れば、それぞれで違った感じ方が何度でも出来るかもしれません。