みるきーはわかってくれない 公演情報 劇団サニー「みるきーはわかってくれない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ゴミステーションで…ゴミをあさる主人公
    ゴミをあさる主人公。
    彼氏と喧嘩する度に転がり込んでくる主人公の友人。
    親が自分に無関心と傷つき、ゴミステーションで過ごす女子校生。
    彼氏と同棲し始めた彼女に捨てられた、彼氏の大人のドール。
    新興宗教から脱退し、新興宗教の壺などを捨てに来るおばさん。

    世の中の流れに取り残された人々を暖かく肯定しつつ、最後、少し悲しいお話でした。
    独特の視点で超マイノリティーを肯定するのが作風のようです。
    最後、話の流れ(友人と主人公の最後)が少し強引な気がしましたが、独特の雰囲気を醸し出してました。

    ネタバレBOX

    彼氏と喧嘩する度に転がり込んでくる、浪費癖のある主人公の親友。
    返済が滞りそうになると主人公に普請に来る。

    彼氏と同棲し始めた彼女に捨てられた、彼氏の大人のドール。
    ドールは空気を吹き込まれることで、命が吹き込まれる。
    捨てられて、ゴミステーションで暮らすが、自分がゴミの臭いになったことに気づき、自分の空気の栓を抜き、生命力である空気を放出する。

    親が自分に無関心であることに傷つき、ゴミステーションで過ごす女子校生。
    大人に反発し、彼氏とも別れたが、ドールや主人公、おばさんと会話し、前向きな意識を持つ。

    新興宗教から脱退し、新興宗教の壺などを捨てに来るおばさん。
    息子がゲイになったことを、自分の育て方が悪かったと悔い、新興宗教に入信するが、夫と息子によって脱退。
    しかし今でも息子のゲイを肯定できないでいたが、ドールや女子校生との会話を通して、息子を肯定してみようと思う。

    ゴミをあさる主人公。
    今まで男の人と付き合ったことが無いアラサー。
    気になる人のゴミをあさり、その人の生活を妄想する、変質的な行為を何年も続けている。
    今の気になる人は、ドールの元主人だった、たっくん。
    たっくんのゴミをあさり、ゴミにミルキーが5つ残されているのを、ゴミをあさる自分に対する無言の愛のシグナルと思い込んでいる。
    でもドールから、たっくんに彼女が出来た事と聞いて、落ち込む。
    が、ゴミあさりは止められない。

    最後、親友と思っていた友人から、主人公は本心を私に何も明かさない、これで私はあなたの本当の親友なのか?と問いただされる。
    そして、ゴミあさりを続ける主人公と、これ以上つきあえない、と親友から絶縁を言い渡され、別れてしまう。
    主人公は、これまでの自分と思い、これからの自分を考える?

    最後、少し?な感じでしたが、独特な雰囲気のするお芝居でした。

    1

    2015/03/03 01:27

    0

    0

  • ね 様

    観てきた!ありがとうございます。
    劇団サニー代表の玉澤です。

    独特と言っていただけてうれしい限りです。
    これからも精進してまいります。
    もしよろしければ次回公演もご覧ください!
    ありがとうございました!

    2015/03/05 14:03

このページのQRコードです。

拡大