満足度★★★★
母親の寝物語のような
2014年9月池袋演劇祭大賞の本作。
林遊眠ちゃんの演技は何度か舞台で拝見しているのに彼女の本拠であるショウダウンさんはなかなか観られておらず、今回ようやく観劇が叶った。
林遊眠一人芝居シリーズということで、一人芝居を前提として作られたものにしてはしっかりと入り込める物語、場面もよく変わるが、それを知らせるストーリーテラーを置いたことでタイトルにしたように“母親が子どもに聞かせる寝物語”のような雰囲気をもつ作品になっていると感じた。母が子にする読み聞かせ、それは物語を伝える愛情のこもった手段。劇中、ストーリーテラーの正体をわれわれ観客は知らされることになる、だからこそ持った感覚なのかもしれないが、あながち間違いでは無いだろう。
林遊眠ちゃんのパワフルさには感嘆しかない。おつかれさまでした。
子ども・青年・女性・粗野な海賊・女神、ものすごくいろんな顔が、たしかにあなたの顔に載っていました。
リアルガラスの仮面でしたね…!
衣装と舞台美術も素敵でした。
腹筋も素敵でした。
すごいなあ。