サンプルのサンプル。「サンプルは、本当に“サンプル”なのだな」と思いながら時間を過ごした。非理想的で、歪んでいて、しかしどこか現実的な現代家族の姿。作品には、それっぽい暗喩が散りばめられている。と同時に、サンプル自身のサンプル化が際立った作品だったとも思う。松井周の得意とする台詞回しやくすぐりどころがふんだんに使われており、ほとんどネタ見せのような状況だったといってもいい。物語が見たいな、と舞台を見下ろしながら、少し思わされた。
ネタバレBOX
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2008/09/10 00:57
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