満足度★★★★★
”投げかけ”をしてくれる作品
「イスラム国」の事件の期限の日、観劇を迷ったけど、観てよかったです。
<戦争>も<死刑>も、そして<テロ>勿論<犯罪>も、人が人を亡き者にするという行為に変わりがない。
『戦争は英雄で、犯罪は死刑囚』この矛盾する構図は<法>という制度を作った人間の共同体がもたらした価値観の破たんである。
ともすると<死刑反対を訴える作品>と取られるようだが、私はそうは思わなかった。
「死刑執行人」の苦しみを<権力者>と称される人間は味わった上で<人殺し>の決断を下しているのか?
<国益>という名のもとに、命令を下しているだけではないのか。
様様な憤りと不信を喚起される作品でした。
多くの人々に観て・感じて欲しい作品でした。