人の類い、十二の亜種(前半) 公演情報 株式会社Legs&Loins「人の類い、十二の亜種(前半)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「馬の耳」観劇
    役者さんが少~し台詞カミカミな感はあったが、心に残る話でありました。

    全体が木肌の舞台セット(これは12作で共通使用とされるのかな?)と、
    色水を入れた大きなビンに関した照明などがユニークに感じた1時間15分。

    前説アナウンスも楽しかったが、も少し早めに長くやって開演時間までに揃わない観客がいた時の対応にすると楽しいかな(^^)

    アンケートは毎度(でよかったかな)Webでの受付オンリーであり、
    ちょっと自分には取っ付き難く感じましたです。

    ネタバレBOX

    前説でのイザベル(♀)コールとバベル(♂)コールは笑えたけど、
    本編での使用はありませんでした(^^;)。 客層は20代中くらいがアベレージで、男女比は同じぐらいだったかな。


    施設育ちの兄弟が互いを気遣い、共に人生を歩む話でした。

    始めは弟の南真守(まもる)君が語るモノローグ「何事も無い毎日が一番だよ」から、兄真司(しんじ)が喫茶店で変な女=コーネから彼女をつくれるようにと押し付けがましい=胡散臭い恋愛プランナーとして女性の紹介をする(期間無限)という出だしです。半承諾みたいな形で話は進行しますが、自宅で弟に会って仕事を辞めた事を兄真司は話すのですが、転職が15回で辞めさせられたのが今回が初めてとの話から、実は転職は23回で・・・と弟君の記憶違いから話は「私の頭の中の消しゴム」(男性Ver.)展開へと進んでゆきます。

    だんだんと記憶が無くなる弟は兄の為を思い怪しい探偵に女性紹介を頼み、兄の行動を予測して自らの希望を手紙に託します。ラスト、症状が進行して何もわからなくなった弟を兄が介護士として施設で面倒をみているらしいらしいシーンで幕を閉じます。

    兄への手紙は泣けました

    パンフでは牧田みやこと記述のある探偵さんは劇中ではコーネと称していたが、あだ名だったのかしら?

    結構登場人物の出来は良かったと思えたデス


    真守:兄と二人で施設にいたが、南夫婦に兄弟揃って引き取られるも夫婦は交通事故で死亡。その時頭部に受けた怪我が今回の病気の発症の引き金となったらしいとはDrの判断。記憶の退行が進むと母を捜すようになる。
    真司:弟の面倒をみる為に職が安定しないが、まっすぐな性格もその一因のようであると描かれてました。実母は30代で若年性アルツハイマーを発症し路上徘徊の末に交通事故で死亡。面倒見が良く明るい性格と受け取れたです。弟や母と同じ病気が発症する可能性がある事を自ら納得してる(30歳を超えると発症し易くなるという設定あり)
    尾崎さくら:真守の彼女。記憶を失ってゆく彼氏の面倒をかいがいしくみていました。時々記憶の戻る彼氏とのデートが楽しそうでしたが、時間制限あったですね・・・。
    南みさき:真守が記憶退行時にママと呼び慕うが、生みの母とは異なる引取り親さんです。回想シーンで登場。
    本間昭:真守の担当医。 シスコン(笑)=妹を「まこちん」と呼んでます(^^)
    本間まこ:薄給(¥540の時給でした(^^;)にて喫茶店(コーヒーも¥540(^^)で働いているDrの妹
    牧田みやこ:コーネ(?)ブランド物で身を固めた怪しい女探偵、金遣いは荒そうです(^^;)
    森一馬:真司に同じ職場で苛められていた上司を殴ってもらって恩義を感じ、恩返しをしようとする昔話好きな青年。直電が苦手でLINEでのやり取りを好む現代風なはずなんですけどね(^^)

    お涙頂戴モノと判っているが、乗せられました~(^^)

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    2014/12/11 12:11

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