鷗外の怪談 公演情報 ニ兎社「鷗外の怪談」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    文豪からの教訓
    森鴎外といえば、舞姫、エリス関連しか知らない。
    大逆事件前後の森鷗外とその家族や関係者。国のトップに位置する立場の鷗外が裁判に関わる事により解る事実とそれらの葛藤と苦悩、当時の重要法案作成、家長としての責任、他人様の嫁姑問題に笑える。それにしても明治の女は強いわ^^;
    いつの時代も私用と公用の悩みは似ているし、怪談=畏怖と思えば腑に落ちた。
    衣装が和装姿。当たり前だが、それが馴染んだ姿の生活。久しく着物着ていないが、その振る舞いを見てて安らぐ気持ちになるのは自分も日本人なんだなーと思ったりして。しげさんの浅葱色の着物姿綺麗だった。スエさんの足袋、地味ながら色使いが仕立てに似合ってた。

    しげ役の水崎さん、初めて見る方だったが気っ風の良い利発さが見て取れて印象に残った。お姑さんの大方さんも人生経験の達者さがイキイキ見え、自分が子供の頃、多くいたと思われる大人たちの姿を想像してしまった。良い舞台でした。

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    2014/10/24 11:54

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