紅蓮、ふたたび 公演情報 ACRAFT「紅蓮、ふたたび」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    数年ぶりに感情移入できる「悪役」が現れた




    「完成度」の高さである。

    ロジックとイリュージョンの因数分解が世にいう「久保田マジック」だと定めよう。
    彼は、主宰を務める『企画演劇集団ボクら団義』だけではなく、幅広い劇団とコラボする取り組みをみせているが、脚本数を重ねるごとにそれが魔術的に分解されていくのである。
    竹石ら、座組のキャストを積極的に起用し、役者と脚本家両者が研鑽する好ましい循環をうみだしている。



    今回の劇。殺陣のシーンが「鬼気迫る」ものだったと思う。 アニメーションを立体化した「2.5次元」のステージではない。
    キャラクターの「背景」を しっくり描く一方、「殺陣」に その一連性はない。観客は、誰が負傷するか不詳だ。ちなみにこの感覚をラスト、展開面によっても再度、味わうことになる。これが「久保田マジック」である。

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    2014/10/14 21:44

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