あの空の向こうへ 公演情報 ノーコンタクツ「あの空の向こうへ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    主題とその表現方法が◎
    時間ものSFではお馴染みの「理論」と主題の結び付け方が絶妙で、その主題に感銘を受ける。(注:「時間ものSF」ではありません)
    また、ここではお馴染みの「アレ」はあるもパロディ系はほぼ封印…がしかし、新境地に挑んだことも含め、個人的には高評価。
    ただ、「泣かせ逃げ」のラストはズルいな、減点モノだよ(笑)。
    あと、音楽(選曲・使い方)にどことなくCャラメルBックスを想起してニヤニヤしてしまった。

    ネタバレBOX

    「途中の過程は変わることがあっても結果は変わらない」という時間SFの理論(劇中で実例付きの簡単な説明もある)と、海戦ゲームの担当部門毎のエキスパートが集まってシミュレーションを繰り返しても戦艦大和を撃沈から救うことはできない(=一旦戦争が始まれば多くの人々の死は不可避)という主題の取り合わせが、そしてもちろん主題そのものも良かった。
    余談だが、序盤のある部分から岡嶋二人の「クラインの壷」を思い出した。アレも面白かったなぁ…(ドラマを観てから原作を読んだ)

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    2014/10/01 09:08

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