満足度★★★★
必ずしも巧くはない歌にも味わいあり
客席に入りまず「ホテルのような温泉旅館」のフロント、ロビーを具現化した装置に感心。
そして開演すると冒頭のあの手この手で笑いを引き出すセンスある会話・台詞に感嘆。
それはやがて「朝霧母娘」を中心とした昼メロばりのシリアスな展開になり、他のいくつかの挿話も交えて進むが、しかし総てを拾って収束させる流れの巧みさたるや!
一方、ラップから演歌まで幅広く取り揃えたミュージカルナンバー(=オリジナル楽曲)、敢えて言えば歌唱は(本物のミュージカル俳優と較べて)決して上手くはない。
が、むしろ人物の心境吐露であり台詞の延長という気がして、心に響く。
これ、巧いと「歌」あるいは「音楽」として聞いてしまうのでは?
「思ったことをそのまま歌うんだ」的な台詞もあったが、まさにそのまんまで「伝えようとする(役者の)気持ちに「共鳴」あるいは「共振」したのかな?涙が出そうだったもの。
ミュージカルとはそういうものだ、とする台詞がある一方で、ミュージカルの違和感を訴える歌があるのも愉快。
あと、冒頭パートに「“風の噂”ってのは間違いで、正しくは“風の便り”だからな」という台詞があって「よくぞ言って下さった!」とも(笑)。
(補足:誤用は「風の便り、巷の噂」の短縮化か?)
2014/09/29 19:29
いつも、本当にありがとうございます(о´∀`о)!!
今回も観て頂けて嬉かったです!
私も、大好きな大好きな作品でした。
オリジナルのミュージカルナンバーもすべて!!
じべ。さん、またお会い出来るのを楽しみにしております。
本当に、本当にありがとうございます!
橘茜役♪水谷千尋