満足度★★★
おぼんろはあくまでおぼんろでした。/『黄金のコメディフェスティバル2014』参加作品
コメディフェスの参加作品であることに捉われすぎず、このカンパニーならではの劇世界を展開した二人芝居。
コメディ云々を超えたところで、寓話に託された生命讃歌に普通に心打たれてしまった(笑)。
最初は喜劇鑑賞モードだったお客さんが徐々に静かになっていき、“イイ話鑑賞モード”に入っていくのが興味深かったですw
笑いの含有量としてはおぼんろの本公演と同程度。
ゆえに星は3つ。
ただし、笑い云々を度外視し、芝居としての出来映えだけで評価するなら星5つ!
それにしても、おぼんろはぶれませんね。
コメディフェスの参加作品だろうとなんだろうと、どうしたっておぼんろ作品にしかならないのは末原さんの強固な作家性の証、大会の趣旨に合わせて作品を作るなんて器用な真似の出来ないこの語り部の果て無しの固有性の証だろう。