星灯り 公演情報 TEAM 6g「星灯り」の観てきた!クチコミとコメント

  • 見上げれば、夜空に愛を

    「観劇マナー」を守る人に。

    終演後、女子グループが舞台と関係のないテーマについて感想を述べていた。「いびき」「携帯の着信音」「私語」についてだ。残念なことに“余韻”を語り合うのではない。このシーンは悲劇だった。世代差別する気はないが マナー違反者は「高齢者」に多いように思う。


    序盤の会話劇は「不毛」だ。退屈である。また、「チャラい・カップル」と「不倫カップル」の人物描写が重なっており、この点も工夫が足りなかった。

    ネタバレBOX


    そして、回想シーンとしての夫婦間が「嫌悪」に なった謎が とうとう解決されない。前者が水道管から破裂した「余分」だとしよう。後者が貯水地に枯渇した「空白」である。


    しかし、「夫婦のシグナル」を 、いわば その全編を通し、「ペンション」という不特定多数にしてアットホームな空間を「星空」で形成することに邁進していた。妻を失った「未亡人」(男性作家)ではなく、女子高校生の視点に観客と同化させていく脚本、演出。これが興味深い。
    「させていく」と現在進行形としたのは、「未亡人」を“意図的”に喪失させた それだ。ペンション運営者に「思いの丈」を告白して以降、ほとんど”傍観者“だったではないか。忘れた役だった。まるで空気だ。ただ、彼の「ハート」が 舞台風景にも溶け、どこか観客と共同で「癒し」を求めていく。

    十人十色の「星」(夫婦)が、「未亡人」へのシグナルだった。

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    2014/09/04 01:05

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