六本木少女地獄 公演情報 劇団三日月座「六本木少女地獄」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    演出家の意図がどうなろうと「六本木少女地獄」は面白い戯曲だ。
    美術は素晴らしくカッコいい。開幕はドキドキする。
    つかみはオッケー!

    だが、しかし

    ネタバレBOX

    今回が初めてではないが、私が見た限りでは3例め、戯曲、初演と異なり、六本木少女がヘビライでない、湯田がヘビライであるのは、やっぱりこの入れ子構造(終幕に順に対消滅して六本木少女に収斂してゆく方向づけ)と、役者と登場人物の組み合わせの交差(交錯)の興趣がなくなってしまわないだろうか。役の釣り合いや役者の負担もあるけど、ボクケットミントンの場はマリの空想と割り切ってしまえないか。まぁそれぞれだが。
    兼ね役が変わったお蔭で、男女の対立ははっきりするけども、彼らはずーっと怒鳴ってた。そのたいてい怒りの頂点は先ず「生理って辛いのよ」になるのだが、原はそこじゃなかったんだな。

    カッコいい場面は春に見た旭丘高校と同じ演出をしていて、カッコいいとはそういうことかー!と思った。

    冒頭の日比谷線や六本木交差点の場面に特に六本木感がなくても気にならないいいお芝居でした。

    0

    2014/08/24 19:39

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大