暁の風に夢笛響いて 公演情報 COTA-rs「暁の風に夢笛響いて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    芝居としては、う~ん
    フライヤーからエンターテイメントな作風が感じられたがテーマの描き方が平面すぎた。もう少し寸善尺魔の中、復活の曙光が見えるというような冒険活劇がほしかった。公演全体が緩い。物語は未来という設定ながら過去イメージ。いくら廃れた世界といっても違和感は払拭できない。また、廃れた後であればその理由を説明して物語を展開するなど工夫に欠ける。芝居にもう少し丁寧さが必要だと思った。
    役者陣の一生懸命さは感じるが、それだけでは観(魅)せられない。

    ネタバレBOX

    人間性が画一的な善人(物分かりが良い)ばかりで繋がりに面白味がない。例えば主人公(タクミ=香央里)とその兄の両親は、先生(元「天の国」諜報将軍)に殺されたが、何故か二人とも尊敬した様子である。また、新たに派遣された諜報兵(SADA)と簡単に親交を結ぶことなど不自然である。命の尊さは疑わないところだが、それをどう上手く表現(教訓的にならないよう)できるか。若手俳優が頑張っていることから、脚本・演出の充実を期待したいところである。
    今後の公演を期待しております。

    0

    2014/08/18 01:23

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大