妹の歌 公演情報 ガレキの太鼓「妹の歌」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    日常が冒険活劇
    目立つ職業、特別な才能が無ければなれないような職業が全てであると思ったら確かに屍を越えて行けです。そして自分も屍になる覚悟が必要です。

    ネタバレBOX

    大食いファイターズと呼ばれていた女子高生グループにくっついていた小学生の道江は今や高校生になり、小説家志望の彼女は当時のことを冒険小説風にまとめました。グループの中でも特にカッコいいお姉さんと慕っていた香苗の住むカリフォルニアにメンバーたちが夏休みの休暇をとって集合するのを聞き、便乗させてもらいました。小説を披露して好評価を受けたものの、メンバーたちの日常が冒険に溢れ、夢に向かって生きる姿が眩しく映っていた過去と異なり、そこそこの現実を生きていることを知り、幻滅したり、自分は夢を叶えようと決意したりする話。

    冒頭、たいこ役の舘そらみさんは下手側で下手側の方を向いて座り、客席にきちんと顔を向けないまま進行し、他の大食いファイターズのメンバーも顔と名前が一致しない段階で、途中から若手女優が高校時代の彼女らを演じ始めました。

    最初間宮は高校時代を演じていたのに、間宮も含めて唐突にです。しかも若手女優は複数の役を演じるために、拉致されたメンバーを助けに行くのに拉致されたメンバーが九州に向かうように見える状況にはとてつもなく困惑しました。この段階では現在の姿を見せていたのは冒頭シーンに登場した間宮とたいこだけに過ぎなかったのです、今思えば。

    確かに、子供の頃は年上の人は凄い大人に見えたものです。当の大人はいつまで経っても大した大人になれません。道江役の万里紗さんのはにかんだ様子や希望を熱く語る様子は素敵でした。

    そして、大食いファイターズの今は、モデルになりたいと言っていた香苗は結婚して今まさに離婚しようとするところ、当時夢を持っていなかったという茜はキャリアウーマン、間宮はカメラマンの助手でまだ夢を追いかけているところ、たいこは映画監督になっていました。

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    2014/07/20 08:53

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